ガウディの伝言
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建築の不思議 |
ガウティはたしかに宗教のために大聖堂をつくりたかつたのでしょう。
それはピラミッドのように長く生き続けてほしいと願ったのかもしれません。
いまなお完成しない、おそらくこの建造物は完成することはないでしょう。
つぎに引き継ぐ者がいずれガウディ本人との関わりの無い者に引き継がれるからだと思います。伝言は多様に解釈され、あのなんともいえない形をわたくしが見たとき。
これは、永久に完成してはいけないガウディの作品なのではないかと
おもいました。 建築とかに惑わされずただ読み物として価値ある一冊だとおもいます。
ぜひページをめくりあなたの心をめぐらせとみるのもいいかもしれません。
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重みのある言葉 |
ガウディが残したメッセージを受け継いで、
サグラダ・ファミリアの建築を進める職人の言葉である。
サグラダ・ファミリアという名前を知らなくても、
ガウディという名前を知らなくても、
どこかで一度くらい目にしたことがあるのではないだろうか。
その名前は知っていても、
そこに残されたメッセージを知るのはまた少ないのではないだろうか。
28年間、ガウディが残した建築に携わり、
そのメッセージに触れてきた者の語る言葉はどこかしら不思議な重みがある。
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「違いの分かる男」が語るガウディ |
この本を読むまでの私の知識は、サグラダファミリアという
とてつもない教会をガウディという人が設計して、
きっと私が死ぬまでには完成しないらしい。
そして「違いの分かる男」がそこで主任彫刻家になっている。
…というものでしたが、
「違いの分かる男」が語る本書には、グイグイと引き込まれ、
一気に読み切ってしまいました。
あのトゲトゲの形がどんな意図と方法で造形されたのか、
建設の過去と現状はどのようなものか、
そしてガウディとはどのような人であったのか。
どれもこれも興味深いエピソードです。
この本は、当たりでした。
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新書では数少ない良質の建築書 |
ガウディの建築は一見奇抜な造形で目をひきますが、この本を読むと、じつは深い思索と信仰の賜物であることがよくわかります。建築とは単に便利で効率がいいだけでは不十分であり、人間性と深くかかわり人間性を育てるものでもあることを教えています。機能や構造を満たすだけでは単なる建物であり、人間の意識や精神を高めることすら可能にするのが本当の建築なのですね。
このところ、建築関係の本が新書に進出しているのが目立ちます。なかでも本書『ガウディの伝言』と武澤秀一『法隆寺の謎を解く』(ちくま新書)が建築の本当の価値を伝えて出色。いずれも机上の論ではなく、彫刻家、建築家としての体験に根ざした、これまでにない視点があります。出版の意味もまたそこにあるのだと思います。
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夢がふくらむ |
私は、これを読むまで、外尾悦郎さんがどんな方なのか、全く知らなかったんですが(苦笑)、ガウディの建築を心から尊敬していて、また同じように建築作業に取り組む職人達にも敬意を持っている人だと感じました。ガウディの作品の魅力をもっと知ってもらいたいという気持ちが文面のあちこちから感じられます。ガウディ建築、特にサグラダ・ファミリアへの解説が、丁寧で分かりやすいので、イメージしやすいのではないでしょうか。
きっと、読み終わった後、自分の目で見てみたくなる(私の場合は、参加させて欲しくなりましたが)と思いますよ!


